2012年4月13日金曜日

マスターコンポスター日記


マスターコンポスター日記

マスターコンポスター日記

日付が太字になっている日は、マスターコンポスターのクラス
その他は、マスターコンポスターのインターン(10時間)やプロジェクト(40時間)。

2月6日(火) 場所、OGC(オークランド・ガーデン・センター)。時間、6PM−9PM。入学式。持ち寄りパーティー。写真

1月29日にシンシア先生からメールがあった。「ご入学おめでとう」と、参加者住所録、持ち寄りパーティーについて誰が何をもってくるか(主菜、副菜、デザート、飲み物)の指示。自分が食べる食器(お皿、コップ、フォーク)を持参のこと。当然マスターコンポスターは紙皿やプラスチックの食器を使ったりはしない。

今日の予定

6PM 持ち寄りパーティーと自由に雑談
6:30 挨拶 アラメダ郡ゴミ処理部 部長 カレン・スミス
7   卒業生の挨拶(3名)
7:30 スタッフと卒業生退場
7:45 学生自己紹介
8:30 クラスについて説明
9   終了

入り口で自分の名札を取る。名札には紙がついていて、サポートの人の名前が書いてある。私のサポートは、ギージ・パチェコ・コバさん。先方は覚えていないようだが、以前アラメダ郡のミミズコンポスト講座(単発)に参加したときの先生。食事をしながら、雑談。知っている顔を3人発見。昨年10月のミミズコンポスト国際会議で会ったクローディア、私の鍼灸の先生のところで受けつけをしていたことがあるドロシー、友人の友人で1度一緒に食事をしたことがあるローリー。クローディアはアラメダ郡ゴミ処理部、コンポスト教育課の職員。ドロシーは、95年にマスターコンポスターになったそうで、今年は学生のサポートに入っている。ローリーは先生のアシスタント。

卒業生の挨拶では、それぞれのプロジェクトについて話してくれた。小学校の先生だと言う人は、自分の学校でミミズコンポストを始め、今では各教室にひとつづつミミズ箱があり、それぞれのクラスで責任を持って管理しているとか。引退したという初老の夫婦は、マスターコンポスターのプロジェクトで小学校でミミズコンポスト・クラスをやって、それ以来今でもあちこちでミミズコンポストを教えていると言う。

学生の誰かが「そんなに大きいプロジェクトばかりなのか、私にはとてもできない」と言っていた。そんなことはないだろう。ここに来て話している人は優等生に違いない。なにしろ、計画準備を含めて40時間。10人以上の人に教えればいいのだから。実際のクラスは1時間でも2時間でもいいはずである。

教科書3冊が渡される。

自己紹介は、1)名前、2)自分について一言、3)コンポストに関するもので好きな言葉、4)前の人の名前、5)前の人の「好きな言葉」をそれぞれが言う。

アメリカ人のことだから「一言」が長い。みんな、やる気満々!自己主張ばりばり!

翌週までの宿題

リーダー(教科書)の「クラス第1回目 コンポストの基礎」を読む。
教科書 Let It Rot! の第1章から第6章を読む。
プロジェクトについて考えてくる。リーダーの「プロジェクト」を読む。
庭ゴミのコンポストを造るので、入れるものを一袋づつ持ってくる。(苗字がA〜Iで始まる人は窒素源となるものを、苗字がM〜Zで始まる人は炭素源となるものを持ってくる)
クイズ:ユーカリの葉はコンポストできるか。庭ゴミのコンポストは、ひなたに置くのが良いか、日陰に置くのが良いか。

2月13日(火) OGC、7PM−9:30PM。クラス第1回目「コンポストの基礎」。講義と、庭ゴミコンポストの作成実技。写真 

今日の予定

1.ディスカッションと実技を通してコンポストの基本、方法、利点を学ぶ
2.質疑応答
3.HCPワークショップの内容と方法を紹介

7−7:20PM 連絡事項、今日のクラス内容紹介
         *出席ノートに各自記名
         *名簿の配布
         *ワークショップのスケジュールについて
         *ミミズ箱作りについて

7:20−8   コンポストの基礎

8−8:45   コンポスト作りの実技

8:45−9   休憩

9−9:20   問題が起こった場合の解決方法と質疑応答

9:20−9:30 しめくくり
          *来週のクラスと宿題について
          *プリント等
          *かたずけと戸締り

長さ1メートル幅12センチぐらいの細長い紙とマーカーが配られる。「コンポストについて聞きたくてしょうがないこと」を書いてください、とのこと。2枚以上書く人もいれば、書かない人もいる。集められた質問は、壁にはられる。宿題の読んできたところがわかっているか確認するために先生が質問し、生徒が答え、その答えに先生が補足説明する。庭ゴミのコンポストで1番大切なのは、水分、通気、炭素:窒素の比率(30:1または容積比で50:50)。講義は、コンポストとは何か、なぜ庭ゴミのコンポストが必要か、どんな利点があるかの説明等。

コンポスト作りの実技は、みんなが持ってきた有機ゴミを入れ、炭素分と窒素分が容積比で同量になるように2〜3センチの層にして交互に重ねた。コンポスト容器は、3個横にならんだ大きなもの。家庭でこれを持っている人は非常に少ないが、早く庭ゴミを処理させるには一番いいことになっている。後ろや横は金網だが、前面が横板でできていて、一枚ずつはずせるようになっている。なぜか真ん中のものを使う。1番下は通気が良いように小枝などかさばるものを入れる。そのすぐ上が炭素分、、その理由は忘れた(爆)。ティッシュや紙ナプキン、チョコレート工場のカカオくず(粉末)、雑草、生ゴミ、干草等ありとあらゆるものが層になる。発酵促進材として、すでにできあがったコンポストを入れる。ときどきホースで� ��をかける。こんなもんで温度が上がるんだろうか、という感じ。

鼻をかんだティッシュなんかは衛生的によろしくないという意見もあるが、加熱分解するので問題ないということ。クローバーに似て黄色い花が咲くオクサリス(oxalis)という雑草を持ってきた人がいたが、これは非常に繁殖力の強い雑草で、万が一コンポストの中で種が死なないと後でオクサリス入りのコンポストを庭や畑に撒くことになるので、ご法度。大きな枝などは、小さくする。

翌週までの宿題

リーダー(教科書)の「クラス第2回目 コンポストの科学」を読む。
教科書 Let It Rot! の第3、4、9章を読む。
プロジェクト計画表を書いてくる
クイズ:「植物毒性」とは何か。殺虫剤のかかった植物をコンポストに入れても良いか。

2月20日(火) OGC、7PM−9:30PM。クラス第2回目「コンポストの科学」。講義。プロジェクト計画(案)の提出期限。 写真 

今日の予定

コンポストについての詳細を知る。1.ディスカッション、2.問題解決能力、3.記録を取りコンポストの様子について述べる、4.コンポスト・ティーを作り、実験する、5.コンポストの中を調べる、6.質疑応答

7−7:10PM 連絡事項、今日のクラス内容紹介
          * ワークショップのスケジュール
          * ミミズ箱作りについて

7:10−7:30 ミミズ箱作りについて紹介

7:30−9   グループに分かれてコンポストについて学ぶ

9−9:25   コンポストの一生
           何が起こるか
           必要要因は何か
           問題の解決方法と質疑応答

9:25−9:30  次回クラスについてと宿題

教室に入ると、いつものように後ろの棚に出席ノートと、今日のプリントと、、、おおお!Tシャツが!これでミミズTシャツは3枚目か。。。。

今日はお手伝いの先生がいっぱいいる。男の先生(名前忘れた)が、今週の土曜日のミミズ箱作りについて説明してくれる。材木はすべて廃品を利用したもので、すべて使えるサイズに切られている。でも、箱の大きさが全部同じではないとのこと。ううん、、大きいのをもらおう、絶対!電動式クギ打ち機や、電動式ネジ回しを持っている人は持ってきてください、とのこと。手動のは用意してくれるらしい。近くにレストランがないので弁当持参。

4つのグループに分かれ、20分づつ4つのことを学ぶ。

1.先週作ったコンポストがどうなったか見る(先生:ローリー)
  今日の予定表と一緒に配られた観察記録用紙に、コンポストの温度、気がついたことなどを書く。

温度57度!なかなかやるじゃん!57度は高温コンポストの必須到達温度。本には77度まではOKとあるが、先生は74度が限界だろう、と言っていた。高温になりすぎると、有効な微生物が死んでしまうのだそうだ。100度を越すと、煙突現象が起きて自然発火する。日系人のミッチはこのへんのこと、経験ずみで、いろいろ話してくれた。コンポストからは湯気がふわふわと出て、掘り返すと湯気がもうもうと沸き立つ。全体の容量は先週の4分の3に縮んでいる。湿った土のいい香りがする。中は湿っているが、壁から5センチぐらいは乾燥している。中は色が少し黒くなって、しなっている感じ。でも、まだ中身は十分に原形をとどめている。場所によっては、白い粉を吹いたようになっているところもある。カビだそう� ��、これは全然問題がないということ。ピッチフォークで、中身を全部左のコンポスト槽に移し、その後で全部また戻す。中身を混ぜあわせるためだ。こがねむしの類やむかでがいた。

2、コンポストにいる生き物(先生:男性、、名前不明)
  箱に入った半熟コンポストをひとつかみ紙皿に乗せ、そこから生き物を探す。今日の予定表と一緒に配られたプリントにあるイラストいりの「コンポスト生物解説」と照らし合わせて、何の生き物か調べる。

アリ、ミミズ、ムカデ、ヤスデ、ヒメミミズ、ワラジムシ、ダンゴムシ。小さくて黒い点がはねるので、ミッチはトビムシだと言うが、私はダニだと主張する。決着つかず。

3.コンポスト・ティー実験(先生:ギージ)
  小さなジッパーつきビニール袋と、キッチンペーパー一枚、レタスの種6個が配られる。大きなビンが3つあり、透明な液が入ったものと、にごった茶色い液が入ったものと、透き通った茶色い液が入ったものがそれぞれ入っている。どれでも好きなものを一つ選び、自分のキッチンペーパーにそれを染ませ、レタスの種を包んでビニールに入れ、きっちり閉じる。透明な液は水。茶色い液は、どちらかが完熟コンポスト・ティー、もう一方が未熟コンポスト・ティーなのではないか。来週までには芽が出ているはず、、らしい。

4.インターンについて(先生:シンシア)
  3月についてのインターン表を見せてくれて、好きなものがあれば自分の名前を書くように、とのこと。どれも面白くなさそうだし、4月の方がもっといろいろあるというので、名前を書かなかった。

コンポストについて、質疑応答があった。みんな、いろいろ詳しいのでびっくり。どういう問題が起こり得るか、問題が起こったらどう対処するか。この後どうするか。来週また見ると、どうなっているはずか。等

韓国系のフィリスがやってきて「プロジェクトどうするの?できれば一緒にさせて欲しい。」と言う。快諾した。先週、黒人のラッセルおじさんに同じことを言って、返事がなかったのであきらめたらしい。ところが、今になってラッセルがOKを出した。フィリスは、ラッセルの老人ホームか、私のヨガ道場か、選択があるわけだ。どっちがいいかねぇ。。。ラッセルは大型の庭ゴミコンポストに詳しい。私はミミズが専門。おとなしいフィリスは優しいラッセルにめんどう見てもらった方がいいんじゃないかな。私はついつい自分中心で話してしまう。私はヨガ道場だけじゃつまらないから、日本人の環境グループ「地球の集まり」でもさせてもらうことにした。1つしかやらない人が多いから、2つやれば十分だろう。

土曜日「みみず箱作り」について

メリット大学で9時AMから。地図は今日のプリントの中にある。1メートルX1メートルX40センチの木箱を持って帰るので、オートバイ等で来ないこと。ガソリンを節約するため、近所の人は車を乗り合わせて一緒に来ること。

持ってくるもの
  お弁当(ゴミが出ないように)
  暖かい服装
  持っていれば、かなづちなどの工具
  駐車料金として50セント
  ミミズ箱用の新聞紙
  リーダー(教科書)101ページのミミズ箱設計図

土曜日までの宿題

リーダー(教科書)の「クラス第3回目 ミミズコンポスト」を読む。
教科書 Worms Eat My Garbage の第1−10章を読む。
リーダー101ページのミミズ箱設計図を見る
クイズ:アメリカ赤杉でミミズ箱を作っても良いか。オレンジの皮をミミズ箱に入れても良いか。ミミズ箱にアリが来たらどうするか。

2月24日(土) メリット大学、9AM−4PM。クラス第3回目「ミミズコンポストとミミズ箱作り」。講義と大工仕事。写真 

今日の予定

ミミズコンポストについて理解する。ミミズ箱を作る。

9−9:15AM 連絡事項、今日のクラス内容紹介

9:15−9:30  ミミズコンポストの基礎

9:30−10:15 ミミズについて知る

10:15−10:30 休憩

10:30−11 ミミズ箱のセットアップ

11−11:30 ミミズコンポストの管理。ミミズの糞の収穫。

11:30−12:30 昼食

12:30−4:00 ミミズ箱作り

5回ぐらい迷子になって半ベソ書きながら定刻到着(ぐっすん!)山奥のメリット大学の園芸学科101号教室。教室の前半分が、小さなテーブルのついた椅子が40個ぐらいあって、その後ろに図工室のような大きな作業台が20個ぐらい並んでいる。連絡事項の後、、シンシア先生が全員に白い紙皿を配る。シンシア先生がカリフォルニア大学デービス校の農園から持ってきた40センチX20センチX20センチぐらいの濃い緑色のプラスチック製ミミズ箱から、中身をカップ1ぐらいずつ、みんなの紙皿の上に載せてくれた。ひとりあたり5〜10匹づつのミミズが配られる。ミミズが痩せて乾燥して元気がないのには驚いた。つついても一瞬体を縮ませるだけでほとんど動かない。蚊とんぼのように(苦笑)細くて、色は非常� ��濃い。乾いた血のような赤黒い色をしている。「ミミズの体は粘液で覆われているので、ベタベタしています」というが渡されたミミズは乾燥しているので、生徒はみんな首をかしげている。「性的に大人のミミズには環帯があります。」というが、なんと驚いたことに教室じゅうで誰ひとりとして、渡されたミミズに環帯を見つけられた人はいなかった。どのミミズも環帯がないのだ。環境が悪いと環帯がなくなるのだろうか?それしか考えられない。みんなが私に「私のミミズを見て。環帯はどれか教えて?」と言うのだが、本当にどれも環帯がない。助手のローリーが、ミミズ箱じゅう捜してやっと環帯らしきものがあるミミズを発見。たしかに環帯だけど、なんとも貧相な環帯だった。セクシーとは言えない。。。卵包は一個あ� �たが、どす黒い。空ではないみたいだが。後でミミズ箱をのぞいて見たが、生ゴミの残骸らしきものは、ひとつも見当たらない。なにしろ、乾燥している。こんなひどいミミズ箱を「はじめて見たミミズコンポスト」として印象ずけるのは、あまりにもひどすぎる。今日出席した25人の中でミミズ箱を持っているのは5人ぐらい、ミミズコンポストを見たことがあるのは5人ぐらい。すると残りの15人は、ミミズコンポストを見るのはこれが始めて。今度の火曜日、できるものならうちのミミズ箱を持って行こう。今日のミミズ箱はあまりにもひどすぎる。あまりにも、あまりにも、ひどすぎる。


グラミー賞魚の卵はどのように見えるん

紙皿のミミズをミミズ箱に返した後、ミミズの性の話。ある学校で、ミミズ観察のためにミミズを一匹ずつビンに入れたところ、しばらくするといくつものビンで卵包が見つかったということ。入れたミミズは一匹だけである。卵包は入れていない。それなのに、卵包が見つかったので、非常に不思議だと言う。なんのことはない、そのミミズはご懐妊中だったのだが。交接をしてから、2匹は一旦離れてしばらくしてから、卵包を産む。人間だって同じこと、すぐには子供は生まれない。

その後、ミミズ箱のメンテナンスについて、Q&A。ついついズに乗って、山のように口を出してしまいましたん。トマト農園を持っているスタンは、120センチx240センチのミミズ箱を、うさぎ+ミミズ農場からもらいうけて、主に動物の糞をミミズコンポストで処理していると言う。そのうさぎ+ミミズ農場は、うさぎよりもミミズでもうかていて、毎年何百万円ももうかると言う。そういう話をすると、すぐに話に乗る人がいる。「そんなに簡単にもうかるのか?大きい箱があればいいのか?」と質問が殺到。ローリーと私で、「そんなに簡単には儲からない、儲かると思って全財産を投資して破産した人がたくさんいる、そういう弱者を狙った詐欺が横行している」等説明。

休憩の後、助手のローリーがミミズ箱のセットアップの仕方について説明する。バケツに水を入れて、そこに帯状にちぎった新聞紙を入れる。バケツにたくさんの水が入っているので、新聞紙を取り出すと真っ黒な水がたくさん落ちる。水をきったりしないで、そのままミミズ箱へ。排水穴のないプラスチックのミミズ箱が、あれでは水たまりになってしまう。シンシアがもってきたミミズ箱を使って説明するので、みんな混乱している。ちゃんと空き容器を持ってきて、ミミズや生ゴミを持ってきて説明しないと、あれじゃ誰もわからない。

はっきり言って、今日のミミズクラスは、超不満。モンクたらたら。こんなんじゃ、始めての人は何もわからない。ぷんぷん!

昼食は、「ミミズ箱にいる虫たち」のビデオを見ながら。(苦笑)

昼食後、ボランティアのウォードさんが、くぎの打ち方の説明。「絶対に指を打つな。最初に軽くたたいて、ひとりでくぎが立つようになったら、押さえている指を離して、本格的にかなずちでくぎを打つこと。」等。

ウォードさんが、サンプルを一つ作ってみせてくれた。廃材が、種類別に並んでいて、それぞれ取る枚数が書いてある。二人一組で作ることになているが、完璧に作りたいロイは、クランプまで使って一人で作っている。電動くぎ打ち機、電動ねじ回し、電動ドリルなどを持っている人がわりと多い。フィリスと私は、全部手でくぎを打った。本体と蓋ができて、ちょうつがいをつける段階になると、電動ドリルと電動ねじ回しが必要にる。ウォードさんに教わって、フィリスと私でおっかなびっくりやってみる。案外簡単である。電動工具をあまり使わなかったわりには、わりと早く終わった。電動工具の使い方はわかっても、どれとどれをどこにくっつけたら良いかわからなくて、困っている人がわりといたようだ。私はわりとすぐ� ��わかったのだが。

今日のクラスは4時に終わるはずだったが、3時には片付けや掃除も終わってしまった。3組ぐらい、まだ作っている人がいたが。片付けを終わった人は帰って良いということで、先に帰った。

次回までの宿題

リーダー(教科書)の「クラス第4回目 ワークショップについてのワークショップ」を読む。
庭ゴミのコンポストに関する自分の好きなトピックについて2〜4分発表する準備をしてくること。(トピックについては、リーダーの第4回目のところを参照)短く、双方向性があり、楽しいものにしてください。次回のクラスでは、グループに分かれお互いに発表します。自分のノートを持ってきたり、視覚的小道具を見せながら話して構いません。
クイズ:庭ゴミのコンポストを教えるときには、どんな視覚的小道具が使えるか。教えるときにしてはならないことは何か。

 

2月27日(火) OGC、7PM−9:30PM。クラス第4回目「ワークショップの仕方」。良い例悪い例の講義。小グループに分かれて模擬練習。写真

今日の予定

効果のある教え方と効果のない教え方を学ぶ。プロジェクトの宣伝方法について考える。小グループで経験を積む。

7PM-7:20 連絡事項、今日のクラス内容紹介

7:20-7:30 ゲストによるワークショップの例

7:30−8:15 小グループでの模擬練習

8:15−8:30 休憩

8:30−9:15 効果のある教え方とは
          コンポストを教えるときに伝えたいこと
          プロジェクトの宣伝方法

9:15  次回クラスについて

24日に先生がもってきたミミズが大変不満だったので、先生にメールを出した。本当は「あんなミミズをサンプルとして見せたのでは、はじめてミミズ箱を見る人がああいうもんだと思ってしまう。先生が持ってきたミミズ箱は明らかに長期にわたってほったらかしで、めんどうを見てもらっていない。全部のミミズに環帯がなく、どす黒い干物みたいなミミズが普通だと思ってもらっては困る!もっとマシなミミズはいないのか?」と書きたかったのだが、なぜか書いてみるとこうなってしまう。
「土曜日のミミズコンポスト・クラスはとっても面白かったです。でも、私のミミズやミミズ箱は先生のとは随分違います。私のミミズ箱の中身はとっても湿っていて、分解途中の黒くなった生ゴミがごろごろ入っています。火曜日� �クラスに持って行っていいでしょうか?他の生徒さんも、いろいろなミミズ箱を見てみるといいと思います。」

先生からの返事
是非佐原さんのミミズを持ってきてください。土曜日持っていったのは、1.2メートルX2.4メートルのミミズ箱の中身を普段使っていない容器に移して持っていったのです。大きなミミズ箱の方は、もっと湿っています。持っていったプラスチックの容器も、ミミズ箱として使えます。あのぐらいの大きさだと、特に展示用にいいと思います。でも、現在あの容器はミミズ箱としては使っていません。」容器なんか、どうだっていいのにねぇ。大きなミミズ箱の中身が湿っているのなら、それをプラスチック容器に移すと乾燥しちゃうっていうのかしらん?で、ミミズはあっという間に干物になって環帯がなくなるわけ?ふうん。。。。(^^;)

というわけで、20キロはあろうかというワームファクトリー(四角いキャノワーム。底面積はキャノワームより少々大きい)の1段目を車に積んでクラスに持っていった。いやはや重かったのなんの。腰が抜けるかと思った。はりきってでかけて行ったので、教室には6時半についた。すでに来ていたロイをはじめとして、次々とみんながつっつきまわし、ながめまわし、ほじくりかえしていた。(よしよし)

今日の配給品は、いつものプリント(表は「今日の予定」、裏が「次回の予定」)、キャンバス地のトートバッグ(ミミズロゴ入り)。ビデオ2本(コンポスト、リサイクル)。コンポストのポスター1枚。配布用コンポストについてのパンフレット30部ぐらい。コンポスト小冊子、コンポスト記事のコピー、ミミズ箱+コンポスト容器セールのチラシ、等々。

3月のインターンの予定表が出ていて、たとえばどこかの高校のサイエンス・フェアに、アラメダ郡がブーズを出してコンポストの説明をしたりするのに、お手伝いに行ったりする。サイエンス・フェアというのは、おそらく文化祭ならぬ科学祭で、主に生徒が自分の科学プロジェクトの発表をするのだと思う。マスター・コンポスターのインターンは合計10時間やらなければならない。すべて、すでに全部計画順部ができていて、マスターコンポスターの卒業生やアラメダ郡の職員がやるコンポスト啓蒙活動のお手伝いに行くのだ。サイエンス・フェアの場合は、朝から2時間づつのコマで3コマあって、全部やってもいいし、どれかだけやってもいい。とにかく全部で10時間になればいい。3月31日に行われるコンポスト容器� ��売会も、インターンに計算される。コンポスト容器即売会の手伝いをするとコンポスト容器がひとつもらえるので、人気が高い。午前、午後、一日のどれでもいいのだが、私は一日行くことにした。計算してみたら8時間半になる。インターンはあと1時間半やれば終了!

いつもは、教室に長四角の会議室テーブルが15個ぐらい四角く並んでいるのだが、今日は丸い大きなテーブルが6つ置いてあって、その周囲に5つづつ椅子が置いてある。小グループで、お互いに教える練習をするためである。

「ロット博士がゲストです」と言うから、誰か来るのかと思ったらそうではなく、シンシア先生がロット博士役をするだけのこと。(ロットROTというのは、腐るという意味。コンポストで有機物が分解するのを、腐る、と言うから。」シンシア先生扮するロット博士は、教室の前を右へ左へうろうろ歩き回りながら、コンポストに関する論文を単調に小声で読みつづけた。イーゼルに書き出す内容は統一が取れていなく、「理由は誰でもわかるから、、」などと言って説明しない。ときどき生徒に背中を向けたりもする。

ロット博士の次はローリー博士の登場。(ローリーは、マスターコンポスター・プログラムのアシスタント)ローリーはテイクアウトの中華料理をもぐもぐ食べながら、かりかり怒って大きな声で生徒をおどす。いきなりある生徒を差して「はい、そこのあなた」と言って質問する。生徒が答え終わるのも聞かず「それは違います」と罵倒する。いきなり、床の掃除を始め、掃除しながら講義を続けるがいったい何の話をしているのかわからない。かと思うと、「あ、忘れ物!」と言って教室から出たりする。

ロット博士もローリー博士もなかなかの役者で、みんな爆笑。お二人の博士の発表が終わると拍手喝采やんややんや。気を取り直して「さて、どこが悪かったでしょう?」

その後、それぞれのテーブルで、お互いに2〜3分ずつ先生ごっこをする。私のテーブルは、ミヨと、ローレンと、キャサリンと私の4人。なんで、女ばっかりなんだ?1番バッターはミヨ。ミヨは中学の先生なのだそうで、おもむろに机の上に折り紙でできたサイコロを出し、「今日はこのコンポスト・サイコロをみんなで作ります。」と言う。同じ色を2枚づつ合計6枚の折り紙で作る。6つのひし形を作るところまでは、私はすぐできたが、組みたてられない。(日本人失格!)後発のローレンが、先に組みたて完成。キャサリンはいつまでたってもひし型もできない。3人で悪戦苦闘して、これに30分ぐらいかかった。

2番バッターはローレン。小さな段ボール箱で作った「ミニ・コンポスト」で実演。木片、落ち葉、生ゴミなどを持ってきて、「皆さん、次には何を入れたら良いでしょう?」と言いながらコンポストを作る。

3番バッターは私。この頃には、すでに他のグループは休憩に入っている。なんだよ、休憩なしかい?まったくもぉ〜。重い重いミミズ箱を机の上に出して。「皆さん、この中に何があるか言ってください。」と言う。次々と出るものを、すべて紙に書く。生ゴミは左の欄、生物は右の欄。その他(新聞紙)は、下の方に。いくらたくさん出ても、だれも「ミミズの糞」とは言わない。しょうがないから、ボールペンの先でミミズの糞を取り上げて、「これは何でしょう?」と言う。ローレンが「え?これがミミズの糞?知らなかった」とな。できあがったリストを差しながら、「このミミズ箱の中では、ミミズなどこれらの生物と目に見えない微生物が、これらの生ゴミと新聞紙を分解して、このミミズの糞を作ります。」と締めくく� ��て終り。

4番バッターのキャサリンは、「何も用意してこなかったので、なんでマスターコンポスターに参加したのかを話します。」とな。おばさん、いっつも話が長いのに、また話すんかいな。リベリアなまりの英語で、わしゃよくわからん。要するに、「リベリアでは戦争があり、貧しいので、国の復興に努力している。農業の復興には、コンポストが欠かせない」ということらしい。どこでマスター・コンポスターのチラシを見て、絞め切り日の翌日に、長い長いメールを先生に出して等々、、、そんなことどうでもいいっつうのに。。。その次は息子の話かえ?

私たちのテーブルだけ休憩なし。(ぎゃふん!)「今の練習の中で、お互いによかったことを挙げてください」とな。次々と挙げられる点をローリーがイーゼルに書き出す。アメリカ式のやり方なのだが、生徒の悪いところはめったに言わず、よいところをほめる。悪い例は先生がやってみせ、良い例はお互いの練習の中から気づかせようというもの。しかし、私たちのテーブルはひどかったぞなもし。折り紙に時間がかかり、折り紙したからどうしてそれがコンポストの勉強なのかわからず、おばさんはくだらんことを講釈するし。

他のグループの様子を聞いてみると、いろいろと小道具を作ったり、授業メモをきっちり用意してきた人もいれば、「教えられるほどわからない」と当惑している人もいる。今まで何もコンポストについて知らなかった人は、3回の授業だけで教えなければいけないのは辛いだろうと思う。本をかなり丁寧に読むしかないだろう。それでも、わからないことはいっぱいあるだろうが、受身の姿勢で授業に出ると完全に取り残される。すでに少しは知っている私でも、気がぬけない。

次に「コンポストを教えるにあたって、一番伝えたいことは何でしょう?」ということで、次々に手が挙がり、ローリーがイーゼルに書き出す。そして「プロジェクトはどのように宣伝したらよいでしょう」ということで、以下同様。

終わったところで、私がむっくり立ちあがり「大型ミミズコンポスト機をソノマまで見に行きたいと思います。一緒に行きたい人はいますか?」と言った。5〜6人手が挙がっただろうか。みんなに名前と、希望の日を書いてもらった。後日、ソノマ・ミミズ農場のジャック・チャンバーズに電話して、先方の都合をきくべし。

は〜、疲れた。

次回までの宿題

・クリエイティブな模擬授業をする準備をしてくること
    一人3〜4分。
    コンポストに関すること。
・過去のクラスで行われた独創的な模擬授業
    詩の朗読。歌を歌う。腹話術。コンポスト・エアロビクス。寸劇。指人形。コンポストに棲む生物になってみる。自分の作ったアートを見せる。自分の書いたものを配る。新聞などのコンポストに関する記事を発表する。
・みんなで食べるおやつを4〜6人分づつもってくる。飲み物はアラメダ郡ゴミ処理局コンポスト教育課で用意します。

3月13日(火) OGC、7PM−9:30PM。クラス第5回目「クリエイティブな教え方」。それぞれが、クラス全員の前で4分間、コンポストに関する自分の好きなテーマについて教える。都合により欠席。グループに分かれて、それぞれ「クリエイティブな教え方」を発表したそうだ。欠席すると先生からメールが送られて来て、「20日に時間をあげますので、「クリエイティブな教え方」をみんなの前で発表してください。」とのこと。次回までの宿題も送られてきた。写真

次回クラスまでの宿題

20日にはサポートの人たちが来て、プロジェクトについて相談を受けます。相談できるように、準備してきてください。

1)リーダーの9〜11ページを読み、効果的な教え方について考えてくる。
2)リーダーの16ページの「プロジェクトの例」を読んでくる。
3)それぞれのプロジェクトをするために必要な電話連絡などをして、プロジェクトをどんどん具体化させていく。
4)リーダーの15ページに従い、プロジェクトの計画書を書く。
5)20日に計画書を持ってきて、サポートの人からアドバイスをもらい、24日までに提出する。

3月20日(火) OGC、7PM−9:30PM。クラス第6回目「プロジェクトに向けて」。サポートの人と一緒に、プロジェクトについて練り上げる。写真

今日の予定

1)サポートの人とプロジェクトについて相談する。
1)サポートの人から、アドバイスをもらう。

7PM-7:15 連絡事項、今日のクラス内容紹介
7:15−8:00 サポートの人と相談
8:00−8:30 休憩
8:30−9:00 全体でディスカッション
9:00−9:20 クリエイティブな教え方(先週休んだ人)
9:20−9:30 次回クラスについて説明


遺伝子は、作業をどのようにドーピングん。

サポートの人との相談は、小グループに分かれていて行われた。私のグループは、サポートのギージさんと、生徒は私とハイジとサラとアントワンの4人。ハイジとサラは同じ学校の小学校の先生で、2人とも2年生の担任。他のクラスもまきこんで、2年生全体でミミズコンポストをするとのこと。そのためにすでに、生ゴミの量の調査に入っている。アントワンは、地域の小学生から中学生を集めて学生農園でコンポスト・ワークショップを開くという。私はフィリスと2人で4つのワークショップを行う。これらの報告はすぐに終わり、ギージさんが休み時間も無視して延々とコンポストについて講義。ギージさんは遅れてきたり、休み時間を無視したり、生徒の話をあまり聞かなかったりする。あとでシンシア先生に、その点を� ��告した。(つまり言いつけたんですわ(^^;))

先週休んだミヨさんと私だけが、みんなの前で「クリエイティブな発表」を発表。ミヨさんは、パワーポイントを使って格好はいいのだが、内容は???私は、天下一ヘタな絵で書いた紙芝居でミミズの性と交接についてお話。(紙芝居と言う程のものではありません。紙芝居ぐらいのサイズの厚紙10枚にマジックで簡単なイラストを書いただけです。)

次回の宿題と準備

次回は、土曜日にデービス通りゴミ収集場の見学。

グループ行動なので、遅刻厳禁。

1)リーダーの第6章「一般廃棄物の処理方法」を読んでくる。
2)下の問いの答えを考えてくる。
    アメリカ人は一日にどれだけのゴミを捨てているか?
    1996年には、アラメダ郡では何割のゴミをリサイクルしているか?
3)土曜日の服装
  歩きやすい靴(つま先が出たものや、ハイヒールは不可)
  ジーンズ(短パンやスカートは不可)
  外を歩くので、暑くても、雨が降っても大丈夫なような服装。
4)土曜日に持ってくるもの
  見学の後にみんなとお昼を食べたい人はお弁当を持ってくること(ゴミがでないように)
  雨が降ったときのために、傘。
  写真を撮りたい人は、カメラ。
5)デービス通りゴミ収集場への行き方(省略)

3月23日(金) 2:00-5:00PM プロジェクトを一緒にやるフィリスと会って、計画書を書き、町内に貼るチラシを作った。

3月24日(土) ゴミ収集運搬センター 9AM−1PM。クラス第7回目「一般廃棄物削減のためのコンポスト」。ゲスト:テレサ・イード。プロジェクト計画(最終稿)の提出期限。写真

今日の予定

ゴミ処理の流れ、歴史的・政治的なゴミ処理の変遷について学ぶ。ゴミ処理の中で、コンポストが果たす役目を知る。ゴミ処理の現場を目で見る。

9:00デービス通りゴミ収集運搬センター管理局前の駐車場で集合
9:15−10:15 テレサ・イードさんによる講義「ゴミ処理とコンポスト」
10:15−10:30 休憩
10:30−12:30 ゴミ運搬センターとリサイクル・センターの見学

最初に見たのは、フットボール場と同じ大きさのコンクリートの穴。そこに町じゅうから集められたゴミがたまっている。想像を絶する光景である。大きな大きなプールにゴミがたまっていると思えば良いだろう。ちなみに屋根つきである。穴の崖淵には土曜日と言えどもゴミ収集車がやってきて、穴にゴミを落とす。この巨大穴の片側には、16輪のこれまた巨大なトラックがつけ、ショベルカーで穴のゴミを積め込む。トラックには屋根がないので、上からつめこむ仕掛け。確か1台に5500トンのゴミを入れると言っていたように記憶する。この巨大トラックがつける場所は、体重計になっていて、ゴミをつめこみながら重さを量り、重量超過にならないようにする。満杯になると、ゴミが散らないように上に網をかけて、ハイ� ��ェイをつっぱしりゴミの埋立地に持っていく。この大型トラックが13台あり、毎日平均5往復すると言う。ちなみに、アラメダ郡のゴミ収集運搬センターは、ここだけではない。全部でいくつあるかは不明。

この大きな穴は、実は思ったよりも細長く、屋根のないところにも張り出している。こちらは、一般市民がゴミを落としに来る場所。今日も型の営業用トラックで、いろいろなゴミを落としに来ていた。植木屋さんなのか、トラック一杯の木の枝を捨てている人もいる、家を解体したガラクタのようなものを捨てている人もいる、古い材木を捨てている人もいる。。。。一般市民用と言っても営業の人が多い。トラックは入って来たときと、空のときに重量を測り、その差の重さに対して料金を支払う。

次に見たのはコンポストの山。2種類のコンポストと、マルチ用の木片2種(色つきと色なし)。2種類のコンポストは製造方法が違うそうだ。タダでもらえるのか、買うのかはわからない。トレイシーという70キロ先の農場で作ったコンポストだと言う。コンポストの山の隣りにあったのがプラスチック木材と呼ばれる素材。リサイクル回収されたプラスチックで作ったもので、材木のような形に作られている。材木がわりにいろいろと使い道があるのだそうだ。ただし、材木より高くつくのが問題。

リサイクル・ゴミ分別場では、巨大な機械や人の手(5人)で、リサイクル・ゴミを分別する。缶、ビン、プラスチックなどが一緒に集められるので、ここで分別される。4メートル四方ぐらいの四角いかたまりに圧縮される。このゴミのかたまりが、物によって一個数百ドル以上で処理業者に売られる。

Eゴミと呼ばれる廃棄コンピュータ、ベッドのマットレスが集められている場所もあった。Eゴミは高く買い取られるそうだ。ばらばらにすると高価な部品が出てくるとか。マットレスも、解体するほとんどがリサイクルされる。

植木の剪定くずを山にした場所もあって、これもフットボール場ぐらいはありそう。その隣りには、大きな機械が轟音を立てながら木を粉々に粉砕している。このうち25%がコンポストになるそうだ。残りはマルチ材等。

最後に見たのが教育センター。小中学生用に、ゴミ処理やリサイクル、埋めたて施設について解説した小さな博物館である。毎日小中学生がバスで訪れ、先生からも人気が高いそうだ。すでに来年の分まで予約がつまっているそうだ。

3月30日(金)フィリスのオフィスで、プロジェクトで教える練習。講義用メモを作った。

3月31日(土) アラメダ郡プリーザントン市広場。ミミズ箱、コンポスト容器、芝刈り機セール。当日の宣伝

今日の予定

ミミズ箱と庭ゴミのコンポスト容器(2種)をアラメダ郡の補助金割引で売る。ガソリン芝刈り機を持って来た人に、電動芝刈り機を補助金割引で売る。

7:30〜9:00 準備
9:00〜3:00 ミミズ箱、コンポスト容器、芝刈り機セール。
3:00〜4:00 かたづけ

場所はプレザントン市の市営広場。ただの広場+駐車場で、いろいろな催事に使われる。この日は、半分がアラメダ郡のコンポスト容器の即売会で、残りの半分がインディアン手工芸品の即売会だった。たまに、インディアン手工芸品の即売会に行くつもりの人が、コンポスト容器の即売会に迷い込んで来た。きっとその逆もあったんだろう。

広場は細長く二つに分けられていて、真ん中には簡単な柵が置いてある。外から入って右側が芝刈り機、左側がコンポスト容器である。コンポスト容器の方に入ってくると、門番役のボランティアが、コンポスト容器の即売会に来たのかどうかを確かめ、申し込み書とボールペンを手渡す。その後、最初のテントが「ワークショップ・センター」ということになっていて、ミミズ箱1種類、庭ゴミのコンポスト容器が2種類展示されていて、マスター・コンポスターの卒業生が1人で説明している。お客は次次と何十人も来るのに、説明係りが1人ではとても足りない。ここで列がつっかえてしまう。我々、マスター・コンポスターの現生徒は、コンポストについて聞かれても、説明してはいけないことになっている。人がそこで止まっ� ��しまうからだ。だから、聞かれると、「そちらがワークショップ・センターですので、そちらでお聞きください。」と言わなければならない。でも、ワークショップ・センターは黒山の人だかりで、とても質問に行ける様子ではない。何度もそれを忠信するのだが、何も改善されない。昼ごろになって、人の波がおさまった頃に、もう一人やって来たが、それでもまだ足りない。

ワークショップ・センターで解説を聞き、質問に答えてもらい、どのコンポスト容器を買うか決めた人は、あらかじめ渡された注文書に書き込む。私の仕事は、注文書を書いている人を見つけては、「何か質問ありますか?」と襲う。アラメダ郡からコンポスト容器を買うのは、これが始めてかどうかを聞き、始めての場合は、割引価格、2台目以降は卸値で販売する。卸値だって、市販価格の半額程度だから絶対お徳!

ミミズ箱Worm Factory (Wriggly Wranch)は、1台目なら25ドル、2台目以降は42ドル。市販価格は100ドルである。日本でよくあるみどりのコンポストとそっくりのHome Composterは1台目が、17ドル、2台目は34ドル。市販価格は70ドル。日本では、このような釣り鐘型のプラスチック容器で生ゴミだけを処理するが、アメリカではこれは庭ゴミ専用コンポスト容器。ときどき「これに生ゴミを入れてもいいですか?」という質問をする人がいるが、答えは「全内容物の10%以下で、十分に他の庭ゴミに覆われていればOK。生ゴミ専用に使ったり、20%以上生ゴミが入っていると、必ず悪臭がし、虫が大発生する。」スミス・アンド・ホーケン社の積み重ね型の庭ごみコンポスト容器Biostackは、1台目が38ドル、2台目が55ドル、市販価格が89ドル。

注文台数を確認した後で、運転免許書など、住所を証明できるものを拝見する。免許書がない人は、電気ガスの請求書でも良い。アラメダ郡に住んでいない人は、割引価格で買うことができない。ただし、アラメダ郡に家族や友人が住んでいれば、その人のためと称して買うことができる。

ワークショップ・センターの次のテントが、会計なので、注文書を出してお金を支払う。お金を払うと、コンポスト容器引き換え券をもらう。広場の奥の突き当たりに、大きなトラックが何台も止めてあって、そこから何百ものコンポスト容器をフォークリフトで下ろし、梱包を解き、1台づつ渡してもらう。そのまま左に出れば、駐車場なので台車を借りて、コンポスト容器を自分の車に運ぶ。

マスター・コンポスターのボランティアは各自、仕事を割り当てられる。かわいそうだが、若くて健康的な男の人は力仕事が多い。私の担当は、ミミズ箱とコンポスト容器の注文書(+住所を証明するもの)の確認。昼前になると、持ち込まれたガソリン芝刈り機の解体と廃棄の仕事で手が足りないので、そちらに回された。若くて健康的な男が足りないと、いつも力仕事に抜擢されるのは私。なんちゅう名誉だ!

ミミズ箱とコンポスト容器の注文書の確認は、次々と人が押し寄せるので楽しい。人と言うのは、顔や形が違うだけでなく、中身も千差万別だ。新しいおもちゃを次から次に買うのにはお金がかかるが、新しい人に次から次に出会うのはタダ。人の方が、おもちゃよりおもしろい。

ガソリン芝刈り機の解体と廃棄は、これまたありとあらゆるメーカーやタイプの芝刈り機が何百台と押し寄せる。でもなぜかみんな同じ顔に見える。不思議なもんだ。ガソリン芝刈り機を次から次に運搬し、できた替え歌が3つ。(すみません、場所柄英語です^^;)インディアンの歌"One little, two little, three little Indians" の替え歌が、"One little, two littele, three little Indians, four little, five little, six little, Indians, seven little, eight little nine little Indians.  And then there were none." "Row row row your boat" の替え歌が、"Mow mow mow your yard, gently down your yard, marily marily marily marily life is but a dream." Pete Seagerの"Little box" の替え歌が、"Little mowers, in the Fairground, little mowers made of ticky tacky, Little mowers, little mowers, little mowers, they all look the same."どの歌も1番しかないので、みんなに2番を作ってくれるように頼んだが、結局どれも未完成。

裏にひとつ食料テントがあり、コーヒー、お茶、ジュース、水、フルーツ、ドーナツ、ベーグル+クリームチーズ、クッキー、グラノラ・バー等が所狭しと並んでいる。11時半には、お昼のサンドイッチが来た。あんなに長いフランスパンのサンドイッチを見たのは生まれて始めてである。2メートルぐらいはありそうなフランスパンに、具がはさまっているのが4本!トマト、アボガド、七面鳥ハムなどだった。4センチぐらいの厚さに切ってある。私は七面鳥ハムのを2つ。(普通の人は1つしか食べないらしい。力持ちのラッセルおじさんが、「オレは2つも食べた!」と自慢していた。「私も。。」とは言えなかった。)

この日は暑いのがわかっていたから、魔法瓶水筒に氷をぎっしり詰めて持って行った。何度もそれに、水をつぎたし冷たい水を大量に飲みながら仕事をした。帰りがけには、これにコーヒーをたくさん入れて帰った。コーヒーはなかなかおいしかった。

1時になると、シンシアがやってきて、私に「そろそろお客さんが減って来たから、もしよかったら帰ってもいいよ」と言う。帰るのはいいのだが、1時間もかけて地球の真ん中みたいなところ(?)にやってきて、何もしないで帰るわけにはいかない。私が今日手伝いに来たのは、マスターコンポスターのインターン10時間のうち8時間半を一挙にこなすためである。シンシアに「今帰っても8時間半やったことにしてもらえるの?」と聞いた。朝何時に来たのか、と言うから「7時10分ぐらい」と答えると、「それなら、特別におまけしてあげる。」とのこと。ヤッタ!正直者は得をする!

この日、いくつ売れたのか知らないが、例年1000台以上は必ず売れるそうだ。

4月3日(火) OGC、7PM−9:30PM。クラス第8回目「復習ゲーム」。チームに分かれて、ゲームをしながら今まで学んだことを復習する。

今日の予定

コンポストについての復習。受講者の理解程度を把握。相互協力関係を強化。

7:00PM〜7:15 連絡事項、今日のクラス内容紹介
1:15〜8:00 ゲーム
8:00〜8:30 休憩
8:30〜9:15 ゲーム
9:15〜9:30 次回クラスについて説明

ゲームはクイズ形式で、基本、科学、ミミズ、ワークショップの4項目に分かれていて、それぞれ100点から1500点までの質問がある。4人づつ5チームに分かれ、それぞれチーム名をつける。私のチームは、アーロン、パトリシア、スーザンと私。チーム名は「フィッシュ・ベイト(釣り餌)」。他のチームの名前は、ナンバー・ツー(ウ○コの意、オシ○コの後、オ○ラの前だから、No2)、スード・スコーピオン(コンポストに見られる小さな虫で、さそりにそっくりの形)、ケープ・テンプルトン(地名。このチームの一人、ラッセルが来ていたトレーナーにたまたま書いてあった)、FBI(Fungus, かび Bacteria, バクテリア Insects 虫。。。つまりコンポストの立役者たち。連邦警察ではない)。

ミミズの質問になると、アーロンがやたらと私に期待するので困った。答えはほとんどわかるのだが、早く言えない。母国語なら1/2秒で言えるものが、英語だと2秒かかる。この時間の差は大きい。とにかく質問が終わったやいなや手を挙げる連中がいて、「はい、XXチーム!」と呼ばれてから答えを考える。反則だと非難ごうごう!でも結局みんな、やたらめったら手を上げるので、先生は誰に答えさせたらいいかわからず、なぜかFBIとスード・スコーピオンばっかりが呼ばれる。まず手を挙げて、呼ばれなければ、解答はできない。ラッセルは、すぐに立ち上がって他のチームが反則したとさわぐ。我がフィッシュ・ベイト・チームは、運動神経の悪いまじめなヤツばっかりで、なかなか呼んでもらえない。クイズの内容は点数の少 ないものは確かに簡単で、高いものは難しかった。点数の高いものは、数字(温度、大きさ)や、専門用語を聞くものが多かった。

ちなみに、1位は予想を大きく裏切りなぜか我がフィッシュ・ベイト・チーム。最下位か4位ぐらいに決ってると思ってたのに。。。

1等商品、コンポスト温度計。2等商品、ホースの先につけてスプレーになるもの。3等商品、園芸用皮手袋。4等商品、ハーブの種。5等商品、(小さな)鉢植えの花。(つまり全員商品がもらえる)ハーブの種一袋は2〜3ドルぐらいするけど、あの花はいったいいくらだったんだろう。。。1ドルなのかな。コンポスト温度計はおそらく12〜15ドルのもの、やったね!手袋は5ドルぐらいかな?

あんまり集中して一所懸命答えようとして(背が高くて若くてハンサムなアーロン君の期待に答えようとして)、脳みそ(頭ではない)が痛くなった。。。(^^;)歳じゃのぉ、わしも。。。しかし、アーロン君は、お金はなさそうだった(苦笑)

次回までの宿題


どのように我々の特徴を継承しない

1.リーダーの75ページ、コンポスト・タグ(発表ゲームの名前)について読んでくる。

それぞれが、コンポストについて小さなトピックを与えられ、それを皆の前で発表する。誰がどのトピックについて発表することになるかは、その時までわからない。最初の人が与えられたトピックについて発表すると、次の人を指名する。

2.トピックの種類(1〜2時間のワークショップの各部分)

・ イントロ部分:なぜ自宅でコンポストをすることが大切か
・ ワークショプの目的と、話す内容
・ 参加者を知る
・ コンポストの利点
・ コンポストの基礎:分解とFBI
・ コンポストの4大要素
・ コンポストの3大作業
・ コンポストできるもの
・ 家庭でコンポストするときに入れてはいけないもの
・ ホット・コンポストの堆肥床の作り方
・ どのコンポスト方法がどういう状況に適しているか
・ 生ゴミだけの場合のコンポスト方法
・ できあがったコンポストの取りだし
・ 問題が起こった場合の解決方法
・ ワークショップの閉会

3.表やサンプルなどを持ってきても構いません。ただし、どのトピックが自分に来るかわからないので、ムダになるかもしれません。次から次へと発表が行われるので、セッティングに時間のかからない物を持ってきてください。

4.参考にするために自分のノートを持ってきても構いませんが、棒読みにしないでください。

5.内容を端的にまとめ、聞いている人に向って話しかけるようにしてください。

6.とにかくたくさん練習してきてください。

4月4日(水) 一人でチラシを貼りに行く。

4月6日(金) 午前中、バッジ屋さんでプロジェクトに使うバッジを作りに行く。午後フィリスのオフィスで、講義の練習。

4月10日(火) OGC、7PM−9:30PM。クラス第9回目「コンポスト・タグ」コンポストについて、それぞれが当日当てられた内容について発表する。

今日の予定

刺激的な(爆)ワークショップ形式でコンポストについて講義をする。講義のテクニックやコンポストの知識について、フィードバックを与える。

7:00PM〜7:10 連絡事項、今日のクラス内容紹介
7:10〜8:15 コンポスト・タグ
8:15〜8:30 休憩
8:30〜9:30 評価と次回クラスについて説明

今日は15人ぐらいしか来なかった。予習をして行かなかったので、いつ何が当たるかと思ってドキドキした。私に当たったのは、「できあがったコンポストの取りだし方」。。。んなの、ふるいにかけるだけじゃん。。。。話が3秒で終わってしまう。これを4分間話すのは難しい。

次回までの宿題

来週はゲストのトッド・サットン氏を迎え、カラメダ郡における3R(リデュース=削減、リユーズ=再利用、リサイクル=資源還元)の現状について話ます。

1.リーダーの77ページと、アラメダ郡リサイクル・ガイドの1〜5ページを読んでくること。
2.「ゴミを取り戻す--ゴミについてのビデオ」を見てくること。
3.どうやって再利用またはリサイクルしたらよいのかわからないものを持ってきて、専門家に聞いてみましょう。
4.オプション:中古の服を着て来て、どのように上手に「再利用」すれば良いのか、紹介してください。

4月13日(金)午前中、サンリアンドロのアラメダ郡ゴミ処理局まで行き、明日のワークショップで使うチラシ等を取りに行く。フィリスのオフィスで、講義の練習。明日のワークショップのプリントの準備。フィリスは先週までは「絶対10人来る!」と言っていたのに、今日になって言うことが怪しい。「何人来るか心配。。」と言う。。おいおい、今ごろそんなことじゃ困るんだけどなぁ。。。「来るって行った人に、必ず来てくれるように今晩電話しといてね」と頼んでおいた。フィリスは「張り紙はしたくない。友人とその友人などを集める。」とのことだったが。。。

4月14日(土) プロジェクト第1段、フィリスの家にて韓国語でワークショップ。

私とフィリスは4つのプロジェクトを計画しているが、今日がその一発目。フィリスが自宅で友人を呼んでやると言う。「友人」と言うのは、教会の友人だそうだ。朝の7時から友達を呼んで巻き寿司を作ったと言う。12時ごろに言ってみると、確かに大量の巻き寿司や、はるさめサラダや、フルーツボールができている。しかし、お寿司を作ってくれた人は1時前に帰ってしまった。ワークショプ開始時間は1時。。。1時になっても、1時半になっても、誰も来ない。「みんな来るって言ったの?」と聞くと「2人は来ると言った」と言う。全然話が違う。「他の人は?」と聞くと、「会合があってその後に来る。きっと会合がまだ終わっていないんだろう。」と言う。「でも、会合が終わると、いつもはみんな教会に行くから、� ��員うちに来るとは限らない。」と言う。2時になっても誰も来ない。。。2時半になったら一人来た。その人は「これからミーティングがあるから、食べ物だけもらって帰る」と行って、半分食べ物を持って行った。フィリスは、「今日はイースター(復活祭)だから、みんな教会に行ったらしい」と言う。ワークショップをやるにあたって、人を集めるのが一番難しいのだから、必ず何度か電話して確認する旨何度も確認した。フィリスは私には「10人は必ずくると言った」と何回も断言した。残念ながら、ここでチーム解消。

4月21日 プロジェクト第2弾、シッダ・ヨガ瞑想センターにてワークショップ

参加者10人ぐらい。あんまり人前で話をしたことがないので、ドキドキした。人が来なかったらどうしようかと思ったが、目標にしていた10人ちょうど来たので安心。金曜日の夜には6人が申し込んでいたので、まあまあかなと思っていたが、今日になってあと4人来た。みんなある程度コンポストの経験があり、いろいろ質問も出て、やりやすかった。(いくら人数がたくさん来ても、大学生のように勉強する気のない生徒が来るのが一番困る。)講義をした経験がないので、時間配分がちゃんとできるか不安だったが、ちょうどうまく講義1時間、実技1時間でできた。講義は、アシュラムのレストラン「アムリット」の中二階で行い、実技は隣りのガーデンでやった。8時半から現場に行き、庭ゴミのコンポスト容器「バイオ� ��タック」とミミズ箱「ワームファクトリー」を組みたてた。昨日たくさん雨が降ったので、雑草ぼうぼうのガーデンが湿って歩けない状態になっているのが心配だった。ガーデンを担当しているピーターが、麻布を敷いて歩けるようにしておいてくれた。アシュラムの受けつけの人も大変よく協力してくれて、とても嬉しかった。

4月22日(土) プロジェクト第3段、「地球の集まり」@UCバークレーにて日本語でワークショップ

参加者12人ぐらい。アメリカでコンポストの話を日本語でするのははじめてなので、ちょっと不安だった。今日はアメリカ全土でアースデー(地球の日)のイベントがあり、コンポスト・ワークショップもアースデーにふさわしかった。アメリカ滞在歴1ヶ月の人から35年の人まで、いろいろといて面白かった。滞在歴35年のふさ子さんは当然英語はぺらぺらなのに、「英語ばかりの世界では情報を得るのが難しい」とおっしゃるのでびっくり。アメリカでわざわざ日本人を集めてコンポストのワークショップをするなんて変かも、と思ったが、よかったのかもしれない。昨日の英語のワークショップ同様、みなさんいろいろなコンポストの経験があり、いろいろな質問が出た。最初の自己紹介が長くてどうなるかと思ったが、時� ��配分もうまくいった。アメリカにいる日本人ならでの、活発な発言だった。日本にいる日本人だと、もっとおとなしいのではないかと思う。

4月24日(火)午後 5月12日のワークショプのビラをバークレーの園芸店6軒とオルガニック・スーパー「リアル・フーズ」、ワークショップ会場「リアル・グッズ」近辺の店舗などに貼る。15枚しかビラを持って行かなかったので、オルガニック・スーパー「ワイルド・オーツ」と大型金物屋「ホーム・ディーポ」に貼る分がなかった。その後、アラメダ郡ゴミ処理局(マスターコンポスター・プログラムの主催者)のオフィスに行き、説明用に借りていたワームファクトリーを返しに行った。貸してくれたシリアはゴミ処理局の職員でもありマスターコンポスター・プログラムの生徒でもある。「週末のワークショップはどうだった?」と聞くから、少々話をした。フィリスのことを言わなかったからか、シリアが「フィリ� ��は助けてくれたの?」と聞く。とっさに「精神的にサポートしてくれた。」と答えた。シリアは苦笑い。

4月24日(火) OGC、7PM−9:30PM。クラス第10回目「環境のための4R」。講義。リサイクル、再利用について。写真

今日の予定

コンポスト(Rot)に加えて、削減(Reduce)、再使用(Reuse)、リサイクル(再資源化)の必要性について学ぶ。どうやってリサイクルしたら良いかわからないものについて、質問する。

7:00PM〜7:20 連絡事項、今日のクラス内容紹介
7:20〜8:00 アラメダ郡の4R。ゲスト:トッド・サットン氏
8:00〜8:20 ファッション・ショー
8:20〜8:30 休憩
8:30〜9:00 リサイクルに関する質問
9:00〜9:25 コンポスト・タグ(前回休んだ人)
9:25〜9:30 次回クラスについて説明

サットン氏の講義は何だったかな?ほとんど覚えていない。(苦笑)最初から質問大会だったように記憶する。ああ、そうだ、全部のゴミの中でいかにコンポスト可能な生ゴミ(食品廃棄物)や庭ゴミ(剪定くず、雑草等)が多いかという話だった。一般廃棄物処理にかかわっているクレッグとサットン氏が同意していたのは、「すべては政治だ」ということ。つまり、大きな企業がお金を払って政治家に働きかけると、政治家は物事の善悪にかかわらず言うことを聞いてしまうのだ。

質問大会はプラスチックについてのものが多かった。アラメダ郡はリサイクル・マークが1と2のものしかリサイクル・ゴミに出せず、2のものは口が細いものしか出せない。口が広い2のプラスチックや3〜7のプラスチックを出せるところがあるにはあるが、1ヶ所ぐらいしかなく、広いアラメダ郡では近所に住んでいる人以外はあまり利用できないとのこと。サンフランシスコはゴミの日に出せるのは1と2(口が広いものもOK)だけだが、市内に数ヶ所リサイクル・ゴミ回収所があって1〜7まですべて買いとってくれる。人口の密集した小さい市のメリットというのもあるのだな。

新しく学んだのは、運動靴とCD/カセット・ケース。運動靴はメーカーにかかわらずナイキが引き取ってくれるそうだ。靴屋によっては、運動靴を引き取ってナイキに運んでくれる店もある。ボロボロの運動靴は、粉砕されてテニスコートの下地になるそうだ。CDやカセットのケースは、やはり引き取ってくれる会社があるそうだ。

次回の予定と宿題

1.来週は7人のゲストを招き、園芸、環境問題、フード・バンク(貧しい人のために食べ物の寄付をつのる)、有機農業、コンポスト教育などの経験談を聞く。

2.ゲストがたくさん来るので時間厳守。必ず名札をつけること。

3.ゲストについてのプリントを読んでくること。

ゲスト・リスト

トム・ブランカ
メリット大学造園・園芸学部長、市民農園を広げる運動をしている。EBCC(東湾自然維持の会)で園芸を教えている。

コニー・キャロル
1999年のマスターコンポスター、1997年のマスターガーデナーの卒業生。アラメダ郡ゴミ処理局でボランティアで園芸とコンポストを教えている。

スティーブ・ディバイン
西コントラコスタ郡合同ゴミ処理局長代理。様々な仕事をこなしながら、特にコンポストとリサイクルに力を入れている。

キャシー・キニー
コンポストと園芸を教える。SLUG(サンフランシスコ都市園芸家協会)在職中、マスター・コンポスター・プログラムを教える。現在はアラメダ郡ゴミ処理局と契約し、学校でコンポストを教えている。

ラルフ・リーバ
ウィンティー兄弟ワイン醸造所のワイン農園管理局長。常時大量のコンポストを利用している。

ピーター・シュルツ-アレン
アラメダ郡ゴミ処理局のマスターコンポスター第1回卒業生(1991年)。廃棄予定の調理済みの食べ物を集め、貧しい人に配るオークランド・ポトラックに以前勤務。現在は、サンセット・スカベンジャーのリサイクル促進課長。

サルバドール・ヴェラスコ
サンフランシスコのマスターコンポスター卒業生。実用コンポスト・コンサルタント会社に勤務。園芸資材の取り扱い方法をアドバイスしたり、レストランや食品加工工場の技術指導をしている。

4月28日(土)エメリービル市のアースデー・イベントのミミズ・ブース手伝い(インターン 2時間)

エメリービル市というのはアラメダ郡にあり、市としてはかなり小さい。アラメダで一番小さいではないだろうか。バークレーとオークランドの中間の湾に面したところにある。アースデー(EarthDay)というのは、60年代になんちゃらさん(爆)が提唱した環境の日で4月の第4日曜。アメリカ全土で大小様々な催しが行われる。今年はアースデーは22日(日)だが、この1日に限らず、4月の中旬から5月にかけて、いろいろなアースデーのイベントが開かれる。今日私が行ったのは、エメリービル市主催のアースデーのイベントで、いろいろな環境保護団体がブースを出し、消防署や警察までもがブースを出している。でもって、アラメダ郡ゴミ処理局のコンポスト教育プログラムも参加したわけ。このイベントは12時から4時で アラメダ郡からは職員のギージさんが、ブースの材料を持ってセットし、手伝いでマスターコンポスターのクラスから2名派遣された。12時から2時はアントワンくん、2時から4時が私。2時に私が行ってみると、アントワンくんはぶらぶらと他のブースを見学し、ギージさんはブースの反対側に座って何もしていない。ギージさんに挨拶すると「日が当たってないと寒くって」と言う。いきなり何でそんな話をしたのかと思いきや、ちゃんとブースで仕事をしていない言い訳だった。ブースは美しくセットされているのに、人が寄ってきても何もする気配もない。しばらくは私がそういう人の相手をしてみたが、ギージさんもアントワンさんもあまりやる気がないことを知り、私も怠け組に参加することにした。椅子に腰掛け、バン� ��の音楽を聴き、前を行く人をながめ、、、、3月31日のコンポスト容器販売(8.5時間)と今日の2時間で合計10.5時間。インターンシップ10時間をクリア。

あ、そう言えば、ギージさんのミミズ箱は悲惨だった。乾燥して、食べ物もなく。人に見せるのが恥ずかしかった。ぎちぎちに固まったミミズ糞の中を掘り返し、「どっかにミミズがいるはずなんだけどねぇ」などと言うのは悲しい。

ずっと前にアラメダ郡のミミズコンポスト講習会(2時間)に行ったことがある。このときの先生がギージさんで、私のと同じワームファクトリーを持ってきて、かちかちのミミズ糞の中に死にそうなミミズがちょっぴりいるのを見せてくれた。カップ1杯ほどの生ゴミを持ってきて「1週間にだいたいこれぐらいの生ゴミが処理できます。」と言ったのにはびっくりした。ちゃんとした箱とミミズをわざわざ買って、1週間にカップ1杯の生ゴミを処理するなんて、誰がいったいするんだろう。

アラメダ郡はお金と時間をかけてコンポストを広めようとしているのは大変立派だが、先生や職員のミミズ箱を見ると非常にがっかりする。プロジェクトでミミズコンポストを教える人は多いのだが、死にそうなミミズを見せてもらって、そういうものかと思ってミミズコンポストを教えるのだから、不安。昨年はサンフランシスコのマスターコンポスターを受講したが、ミミズ箱の数と質はサンフランシスコの勝ち!教え方を教えることについては、アラメダの勝ち!

5月1日(火)午後 喫茶店、コインランドリー、レストラン、スーパー、子供服屋等、15ヶ所に12日のワークショップの張り紙を貼る。

5月1日(火)OGC、7PM−9:30PM。クラス第11回目「次へのステップ」ゲストスピーカーが、マスターコンポスター修得後、学んだことをどのように毎日の生活に生かし、ボランティアや仕事にしていくかについて話す。

今日の予定 

マスターコンポスター修得後、学んだことを生活、教育、ボランティア、仕事等にどのように生かしていくかを考える。


7:00PM〜7:15 連絡事項、今日のクラス内容紹介
7:15〜8:30   ゲストによるお話(各5分)と質疑応答
8:30〜9:00   休憩(個人的にゲストに質問したい人は休憩時間にする)
9:00〜9:20   コンポスト・タグ(前々回休んだ人)
9:20〜9:30   次回クラスについて説明

ゲストが話したあと、質問がたくさん出た。今後の職業や生活のことよりも、ゴミ行政などについてが多かった。サンフランシスコ市内の企業や店舗から生ゴミを収集し、それをコンポストにして売っている。私が毎週火曜日に某有機スーパーから学校のミミズ用に生ゴミをもらうことがある。業務用の大きな生ゴミ専用ゴミバケツには、わりとビニール袋や輪ゴムが目立つ。それについて聞いたところ、ある程度までは許容量として認めているそうだ。コンポスト化する前に大きな機械でゴミは「ある程度」除去するとのこと。そして木などの庭ゴミ(炭素質)のものと混ぜ、密閉チューブに空気を通してコンポスト化する。できたものは、農場に売っているとのこと。

3ページにわたる「マスターコンポスター・プログラム評価」の用紙がわたされる。アメリカではよくあることなのだが、学校で1つの学期が終わると学生が先生やクラスを評価したりする。それと同じで、マスターコンポスターの参加者が先生やクラスを事細かに評価するのだ。これを書くのが、わりとめんどくさい。文句を言うときは必ず褒め上げてから文句を言う、などのキマリがあるのだ。物事の良いところを先にみよう、というアメリカ型の道徳の現れだと思う。文句しか言えない人のことは、誰も認めない。

次回について

次回は5月5日(土)10AM〜4PMまでUCデイビス農場見学。
お弁当、飲み物、しっかりとした靴、傘、日焼け止めなど天気予報を見て必要なものを持ってくること。

デイビスは車で1時間半ほどのところにある。公害を削減するために、できるだけ車に乗りあわせて行く。うちからはサンフランシスコに住んでいる3人(スーザン、エリカ、私)で一緒に行くことに決定。その他、サンリアンドロやノース・バークレーからいろいろな車が出ることになった。

5月5日(土) UCデービス大学、学生農場。 8:30AM−4PM。クラス第12回目「有機ガーデニングとコンポスト」。農場サイズの大きなミミズコンポストと農業残さのコンポストを学ぶ。

今日の予定

農業サイズのコンポストと中型ミミズコンポストを見学する。有機農業でのコンポストの役割について学ぶ。

10:00AM〜10:20 UCデイビス学生実験農場に集合。ここでの農場と有機農業について学ぶ。
10:20〜10:50   トゥリー・キルパトリック氏の案内により、エコロジカル・ガーデンのコンポストを見学。
10:50〜11:20   ジェームス・スタイケル氏の案内により、農場でのコンポストを見学。
11:20〜12:00   リック・ミラー氏の案内により、コンポストを見学。
12:00〜12:30   休憩
12:30〜1:15    リン・ウィーラーさんの案内により、オルガニック・マーケット・ガーデンでのコンポストの利用を見学。
1:15〜2:30     中規模ミミズコンポスト
2:30〜2:45     次回クラスについて説明

よく実演ガーデンで見かける3段横並びのコンポスト、露地(うね)の大型コンポスト(とは言ってもサンプルなので、たいして大きくない)、メキシコ式のかわった生ゴミコンポスト、有機農場、中規模ミミズコンポストを見た。3段横並びはあまり手をかけていないようで、圧縮して通気が悪そうで、ずいぶん大きな枝が入っていた。露地の大型コンポズトを混ぜ返す機械を実演してくれたが、これはなかなかカッコ良かった。メキシコ式のはちょっと???なのだ。3x5x1.5(高さ)の藁の山。その中に大量の生ゴミが入っている。中が発熱すると発生した蒸気が上に上がり、そうすると側面から空気を吸い込むので、酸欠にはならない、と言う。確かに嫌気発酵の悪臭はしない。しかしできあがった「処理物」を見ると、� ��いぶ真っ黒ではあるが、まだまだ形の残るものがある。パトリシアは「それを私の庭に入れる気にはならない」と言っていた。同感、同感。これはメキシコの大学で教えているアメリカ人教授が現地の状況にあうように開発したやり方で、決してメキシコで一般的に行われているということではない。

有機農場はいつ見ても感動する。説明してくれたリンさんは「有機農場というのは、ただ化学肥料を使わず殺虫剤を使わず、有機肥料で代用すればよいというのではありません。完全に考え方を変えなければなりません。」と言う。種を蒔く前に水を撒いていた。これは、雑草を発芽させ、雑草を倒してから種を蒔くのだそうだ。畑の中央に一列に低木が並ぶ。これはてんとう虫のような有益な虫を招ためである。(有益な虫というのは、野菜を食べてしまう害虫を食べる虫のこと)見てみると確かにたくさんのてんとう虫のさなぎがいた。てんとう虫のさなぎというのは始めて見た。てんとう虫などの有益な昆虫を買ってきたことはないと言う。風の来る方角には高い木が一列植わっている。地域的に害虫が蔓延したときにも、その木� ��あるおかげで、害虫を食いとめることができ、被害が少なかったのだそうだ。レギウムと呼ばれる豆類を間作するのも有機農業の定番だ。冬はソラメメ、夏はブラック・アイ・ピー(黒くて白い点のある大豆ぐらいの大きさの豆)花が咲いたとき、豆ができる前に全部倒してしまう。レギウムは、空中にある窒素を取り込み、根こぶにためる。豆を作るときにそれを使ってしまうので、豆ができる前に倒してしまうと、その根こぶの窒素は土に還元される。

ブロッコリー、カリフラワー、小麦、いちご、レタス、玉ねぎ、バジルなどがたくさんできていた。全然虫がついていなくて、緑が濃く、しっかり丈夫な感じがする。こういう野菜を見ると「食べたい」とおもう。トマトはまだ小さく、実はなっていなかった。

ミミズコンポストは、まあまあだった。決して悪くはないのだが、なにしろ生ゴミが95%コーヒーかすなのだ。UCデイビスには学食がないのだろうか。それともカフェの生ゴミだけもらってくるのだろうか。1.2x2.4x0.6(高さ)の木箱を4つ使って、毎週160キロの生ゴミを処理し、ミミズの糞を収穫するのは年2回程度。数字的には標準的なのではないか。

次週とその次の週の予定

もうすぐマスターコンポスター・プログラムも終わりです。あと一歩であなたも正真証明の「マスターコンポスター」この2週間が最後の一頑張り!

1.プロジェクトの最終報告書と、その発表をする準備をしてください。
     最終報告書の書き方はリーダーの17〜18ページにあります。報告書は非常に重要です。詳細に書いてください。
     それぞれ5分間の発表と5分間の質疑応答があります。所定の用紙に自分の名前を書いて、発表する日を選んでください。

2.ミミズ賞の投票用紙にひとり名前を書いてください。

3.マスターコンポスター・プログラムの評価用紙に記入してください。評価は卒業式(5月19日)までに必ず提出してください。

4.自分が発表しない日には、みんなで食べるおやつを持ってきてください。

5.コンポスト・タグをやっていない人は、その準備をしてきてください。

5月8日(火)OGC、7PM−9:30PM。クラス第13回目「発表会」。それぞれが自分のプロジェクトについてどうだったか報告する。プロジェクト結果報告書の提出。

今日の予定

7:00PM〜7:15 連絡事項、今日のクラス内容紹介
7:15〜8:00   発表
            サラ
            メアリー
            エリカ
            ダナ
8:00〜8:15   休憩
8:15〜8:45   発表
            アル
            スタン
            ミッチ
            ラッセル
8:45〜       次回クラスについて説明

8人の人がプロジェクトの報告発表をした。うまく行った人、そうでもなかった人、いろいろだ。落ち込んじゃったのはアル、頭をかかえているのがミッチ。小躍りして喜んでいるのはメアリー・・・

サラはアメリコア(ボランティアを1年間すると5000ドル弱の教育資金をもらえるという制度)の大きな大会でミミズコンポストを説明。ミミズコンポスト講習会の参加者8人。メアリーは園芸店で一日コンポスト・ブース。話した人は30人。エリカは、オーガニック喫茶店でミミズコンポスト講習会。参加者6人。今後OSCR(大型フロースルー)を作り、喫茶店の生ゴミを全部これで処理する計画。ダナは幼稚園でミミズコンポストを教えた。児童数22人。アルはシャボー大学ののみの市でミミズコンポスト・ブー^ス設置。話した相手30人。スタンは小学校の3年生2クラスでミミズコンポストを教えた。児童数28x2=56人。ミッチは自分の会社でミミズコンポスト講習会をして、会社の生ゴミをミミズコンポ� ��トで処理しはじめた。講習会受講者12人。ラッセルは金物屋でコンポスト・ブースを設置。話した人は60人。

バーミディクトリアン(ミミズ大賞)は、投票の結果はなんと私がいただいてしまいました。(^^;)この際だからついでに自慢してしまいましょう。サンフランシスコでマスター・コンポスターを受講したときも、最後にWorm Star Award (ミミズの星賞)をいただいてしまいました。今度はそういうことのないように、おとなしくしていたつもりなのですが、、、目立ってたのかなぁ。。。そういうつもりはなかったんだけど。。。。バーミディクトリアンをいただくとどうなるかと言うと、前やった紙芝居「ミミズの性」をまたやらされるだけです。紙芝居は残ってるけど、台本があるかな。。。コンピュータに残ってるといいんだけど。

5月11日(金) アラメダ郡ゴミ管理局の事務所に行き、ワークショップ用の立て看板(?)等を借りに行く。

5月12日(土) プロジェクト第4段。環境グッズ・ショップ「リアル・グッズ」店頭で12時から4時。コンポスト・ブース開設。

ヘリウム入りの風船4個(青い地球2個、黄色いスマイリー2個)を買って、11時半にリアル・グッズ到着。すでに依頼してあったターブルが置かれている。店長のデーブさんは忙しいので、店員さんに椅子をお願いし、自分は立て看板、ミミズ箱、コンポスト、本、チラシ、バナーなどをテーブルに設置。そうしているとデーブさんが椅子とリアル・グッズのカタログ数冊を持ってきれた。12時前にはすべて準備が整う。とにかく行く人来るひとすべてにコンポストの小冊子を差し出しながら「コンポストやりませんか〜〜?」と話しかける。何かの勧誘員みたいだが、、まぁ確かにコンポストの勧誘員には違いない。小冊子を受けとってくれた人80人。受け取らなかった人60人。合計120人。受けとってくれた人のうち、� ��ゃんと話を聞いてくれた人は半分ぐらい。受け取らなかった人のうち、「もうコンポストはやっている。コンポストについては知っている。」と言った人が半分ぐらい。あへぇ〜疲れた。店長さんは喜んでくれたみたいで「またいつでも是非来て欲しい」とのこと。さて、報告書を書かなければ。。

5月15日(火)OGC、7PM−9:30PM。クラス第14回目「発表会」。前週の続き。クラス評価の提出期限。

やった、やった終わったぞ〜。何があったか忘れたけど、とにかく終わったぞ〜。全プロジェクト、インターン、そしてクラスも今日で終わり!あとは土曜の卒業式だけ!♪♪終わった、終わった♪♪まぁ、終わったので、どうでもいいんだけど(苦笑)日記もここまで書いたので、ついでに今日の報告も書いてしまおう。あ、そうだ、まだ3ページもののクラス評価を書いてないか。。。あ〜、せっかく終わったと思ったのにぃ(爆)

クラスに行く前に、サンリアンドロのゴミ処理局に立ちより、12日に使った立て看板やバナー、そして残ったチラシや小冊子を返却に行った。

今日の予定 プロジェクトの発表

7:00PM〜7:15 連絡事項、今日のクラス内容紹介
7:15〜8:00   発表
            私
            スーザン
            シリア
            サラとハイジ
8:00〜8:15   休憩
8:15〜8:45   発表
            アントワンとローレン
            ビル
            パトリシアとクレッグ
            アーロン
8:45〜       卒業式について説明

私は4つのプロジェクトについてデータを中心に発表。リアル・グッズのカタログ10冊と、余ったしおり20枚をみんなにあげた。スーザンは植木屋さんなので、顧客に「自分でコンポストをすればこんなに儲かる」と持ちかけてコンポストを教えた。シリアは、自分の家でコンポスト教室を開催(予定)。サラとハイジは同じ小学校の2年生の担任なので、2クラス合同で給食の生ゴミをミミズコンポストで処理。これは大きなプロジェクトでまだ始まったばかり。アントワンとローレンは西オークランド地域の市民農園で小学生低学年の子供達を集めて毎週火曜日にコンポストクラス。実際は市民農園になじんでもらうことに時間がかかり、コンポストは少ししか教えていないらしい。ビルは州立公園で働いているので、公園内で� ��ンポストと無農薬を促進。パトリシアとクレッグは小学校の2年生のクラスに毎週一回行き、コンポストとリサイクルを教えている。アーロンは、全米から何百人が集まるDIYキャンプで、コンポスト講座を開設。

卒業式の予定

各自折りたたみの椅子を持ってくること。家族を招待してもよい。ポトラック(持ちより)パーティーで、苗字のアルファベットにより副菜、主菜、パン、サラダなどを持ってくる。私は副菜。アルコール以外の飲み物はゴミ処理局で用意。アルコールを飲む人は、各自持参。各自、お皿、ボール、コップ、ナプキン、フォーク等を持ってくること。

5月19日(土)12PM−4PM。卒業式

卒業式には先生や卒業式だけでなく、それぞれの受講者のサポートの人たち、ゴミ処理局のスタッフ、卒業生の家族、彼氏、彼女など、大勢が来た。教室の中ではなく、ガーデンのミミズ箱や庭ごみのコンポスト容器の隣で行われた。持ち寄りパーティーなので、それぞれが持ち寄った食べ物が長いテーブルの上に並ぶ。12時半ごろ食べ始まって、1時半ごろから卒業式。まずミミズ大賞をいただいた私のスピーチ。あれ、スピーチなんかあったの?っていうわけで全然何を話すか考えてない。「素晴らしい先生や同級生に会え、たくさんのことを学んでとても良かった。」等々適当なことを言ってお茶をにごす。ミミズ大賞の投票で2位になったアルが、コンポストの詩を朗詠。シンシア先生が、アルファベット順に卒業生を呼ぶ。� ��ばれた人が前に出ると、まずローリーからコンポストを一袋渡される。これは2月にマスターコンポスターが始まったときにセッティングした庭ゴミのコンポストの完成(?)品。ミミズコンポストの方は、全然ミミ糞収穫には至らず。コンポストをもらうと、今度はシンシア先生が、その人がいかにクラスに貢献したか、どんなすばらしいプロジェクトを行ったかなど、良いところを言ってくれて、その後卒業証書の授与。その後、アラメダ郡ゴミ処理局のジーンさんから、シンシア先生にハンモックのプレゼント。またしばらく食べて話してから、「毛糸玉投げ」。シンシア先生は4年間、マスターコンポスターを教え、今年が最後とか。生徒を代表して、ラッセルからシンシア先生と助手のローリーに記念品の贈呈。またしばらく� �して食べてから「毛糸玉投げ」。卒業生とシンシア先生とローリーが輪になって、毛糸の玉を次から次へと投げる。投げるときに、糸のはじをにぎっている。そして、毛糸玉を投げながら、ミミズについて何か一言言う。全員一回づつ毛糸の玉をもらうと、輪の中には毛糸がクモの巣のようにはりめぐらされる。それからまた食べて話して三々五々解散。

終わり終わり、これで全部おしまい。最後まで読んでくださった方、どうもありがとうございました。 m(__)m

(C) 1999-2006 みみずコンポスト振興会



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